ラクチンと美脚を両立させた新感覚のトラウザーズブランド

giabsarchivio（ジャブスアルキヴィオ）は、フェラガモ、ロロピアーナ、ヴァレンティノ、トムフォードなど老舗メゾン系ブランドのOEMを手掛けているgiab's（ジャブス）社のオリジナルブランドです。ジャブス社の歴史的背景、トラウザーズ専業ファクトリーとして培ってきたノウハウを活かし、ミラノ在住の日本人ディレクター中新井 淳平氏のトータルプロデュースによって日本とイタリアの感性がミックスされたトラウザーズコレクションを展開しています。穿き心地の良さを重視したオリジナルファブリックの開発、クリーンでエレガントなディテール、洗練されたシルエットにこだわり、これまでのイタリアントラウザーズとはひと味違う新感覚のトラウザーズブランドとして注目を集めています。

セットアップで着たい。きちんと見える軽量アンコンジャケット「STROZZI/L」

みなさんご存知のとおり、近年ファッションのカジュアル化が進んでいます。そんな中で、ますますニーズが高まっているのがセットアップです。セットアップとは、上下が同じ色、同じ素材で作られている服のことです。同色同素材のジャケットとパンツを組み合わせたセットアップスーツであれば、きちんとしたタイドアップスタイルから、インナーにTシャツ、足元にスニーカーを合わせた今風のスタイルまで、幅広いコーディネートに対応します。ビジネススーツと違ってオンオフ問わず使えますし、上下バラして単品使いしてもOKと、いろんな着方を楽しんで頂けます。

ご紹介するのは、ジャブス自慢のリラックスパンツと合わせてセットアップで着られるように提案されている「STROZZI/L（ストロッツィ）」になります。MASACCIO（マサッチョ）に代表されるリラックスパンツとのセットアップ提案ですので、もちろん正統派のジャケットではありません。肩パッドはもちろん、袖裏までも省いたアンコン仕立てになっており、とことん“軽さ”と“柔らかさ”を追求しています。筒袖ってところもツボを突いており、簡単にお直しできますし、かっちりしすぎない感じがちょうどいいです。極めて軽く＆柔らかい着心地のアンコンジャケットですが、イタリアの伝統的なテーラードの技法にのっとって仕立てられているので、立体的で動きやすく、なによりシルエットがきれいに出ます。共地の見返しを付け、接着芯を用いることにより、ジャケットの要であるラペルをきちんと見せ、ラペルからフロントにつながる自然で美しいラインを実現しています。力を抜くところと入れるところのバランスが絶妙な、いかにも中新井氏らしいな～と感じる、クラシックを上手く崩して時代のニーズにマッチさせた一着だと思います。

従来のSTROZZIは着丈が短めのボックスシルエットでしたが、今季（24S/S）より着丈が若干長くなり、シェイプの効いたイタリアらしいシルエットにマイナーチェンジされています。この変更によって蹴回し（裾回り）の収まりが格段に良くなり、グッと大人っぽい印象になっています。（※袖丈が少し長いのでお直しが必要になる場合があります。筒袖なので袖口を折り返して着ても問題ありません。）

夏でも蒸れずに快適です。シルクのように滑らかなジャージー素材「SILKY JERSEY」

気の利いたディテールや洗練されたシルエットもさることながら、着心地の良さやリラックス感を重視して開発されたオリジナルファブリックもジャブスアルキヴィオが支持されている理由のひとつです。このジャケットには「SILKY JERSEY（シルキージャージー）」という名称の春夏用ファブリックが使用されています。原料になっているのは、レーヨン、ナイロン、ポリウレタンの三者混素材です。これを細番手のコンパクトヤーン（表面の毛羽立ちが極めて少ない糸）に加工して低速でじっくり編み立てたジャージー素材は、従来のSTANDARD SUMMER JERSEY（スタンダードサマージャージー）よりひと回り薄手（目付け350グラム）で通気性がよく、春はもちろん夏でも快適に着用できます。“シルキー”という名称のとおり、さらさらしていて汗をかいてもベトつかないのに、まるでシルクのような滑らかな肌触りになります。テロンとした落ち感のある素材なので、着用した際に美しいドレープが生まれる点も見逃せません。

一般的なジャージーよりも使用されている糸が細く、緻密に編み立てられているため、上下左右、全方向にぐいぐい伸びるのに弾性回復力（キックバック性）が高く型崩れしにくくなっています。しかもこの素材、ジャージーなのに自宅で洗濯（水洗い）できます。汗を多くかく春夏シーズンにうれしい限りですね。表面に毛羽がないのでクリーンな印象でコーディネートしやすいこともポイント。オンオフ問わずフル活用して頂けます。