The 2020 Grands-Echézeaux Grand Cru has to contend with a bit of reduction on the nose, which is tricky to read at this stage. The palate is more expressive with good weight and a fine sense of tension. Lightly spiced, building confidently in the mouth, it then tracks back and feels structured and a little austere on the finish. This will need some time. Sulky at the moment; however, that is not bad thing. (Vinous, May 2022)
果実味とタンニンのバランスが素晴らしい、わずか0.3haの特級畑から生まれる希少なワイン
特級畑グラン・エシェゾーはヴォーヌ・ロマネに位置し、特級畑エシェゾーと特級畑クロ・ド・ヴージョに囲まれています。総面積35.3haのエシェゾーに対し、グラン・エシェゾーは8.84haで、ラマルシュはそのうち0.3haを所有しています。平均樹齢30年のピノ・ノワールが植えられ、収穫は手摘みで行われます。ヴィンテージに応じて80~100%の除梗を行い、木桶で15~18日間の低温発酵を経て、新樽比率60~100%のオーク樽で16~20ヵ月間熟成させます。清澄と濾過をせずに瓶詰めされるため、果実味とタンニンが見事に溶け込み、長期熟成のポテンシャルを持ったしっかりとしたスタイルのワインが生まれます。
赤いベリーやバラの花びらの香りが心地よい、ラマルシュ特有の滑らかな舌触りが特徴のワイン
赤いベリー、ブラッドオレンジ、淡いバラの花びらの香りが鮮やかに感じられます。味わいはミディアムボディで、上質なタンニンとラマルシュ特有のシルキーな舌触りが楽しめます。後味には程よい塩気と緊張感があり、空気に触れるとスパイシーさが出てきます。非常にエレガントで凝縮感のあるワインです。
Nicole Lamarche
Grands Echezeaux Grand Cru
予想される飲み頃:2025 - 2048
The 2020 Grands-Echézeaux Grand Cru has to contend with a bit of reduction on the nose, which is tricky to read at this stage. The palate is more expressive with good weight and a fine sense of tension. Lightly spiced, building confidently in the mouth, it then tracks back and feels structured and a little austere on the finish. This will need some time. Sulky at the moment; however, that is not bad thing.
(Vinous, May 2022)
ニコル ラマルシュ
Nicole Lamarche
先代のフランソワ・ラマルシュは1985年の彼の父の死去に伴い、ドメーヌを引き継ぎました。
彼の一番の功績は、北はロマネ・コンティとラ・ロマネの畑、南はラ・ターシュの畑に挟まれながら1級だった「ラ・グランド・リュ」のモノポール畑を1992年にグラン クリュに昇格させたことです。
ドメーヌはほかに「グラン・エシェゾー」「エシェゾー」「クロ・ド・ヴージョ」の3つのグランクリュを所有しています。またその他一流のヴォーヌ ロマネの1級畑を所有しています。
ドメーヌを軌道に乗せるためには、何年にもわたって努力が必要でしたが、その努力は1999年ヴィンテージから顕著にあらわれるようになり、ニコルが醸造学の課程を修了して父親のドメーヌに加わってから2年後の2005年からはワインに正確さ、精緻さが加わるなど劇的に進歩していきました。
畑の栽培方法を有機栽培に変更し、樽の供給元を変更して新樽の使用量を減らすなどワイナリーの設備も変えていきました。 ラマルシュのワインは、2007年からすでにニコル主導で醸造されていました。
2013年のフランソワの死以降も、ドメーヌの名に父の名を残してきましたが、2018年のヴィンテージより自らの名を冠した「ドメーヌ・ニコル・ラマルシュ」としてリリースを始めました。
ニコルの目標は、それぞれのワインのテロワールを尊重し、伝統的なブドウ栽培を維持することです。ワインは力強さよりもテロワールを最大限に尊重した醸造が行われています。
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